小平市の民生委員・児童委員のみなさまへ研修を実施しました

5月16日、小平市の健康福祉事務センターで、民生委員・児童委員のみなさま向けの研修会に登壇しました。

参加されたのは18名。
9割が女性で、なんとなく空気がやわらかくて、ちょっと安心。

今回の研修では、小平市にある児童養護施設二葉むさしが丘学園を運営する社会福祉法人二葉保育園の法人本部より竹村さんがご一緒してくれました。

竹村さんとは2年ぶり?3年ぶりの再会でしたが、久しぶりの感覚がなく、プライベートのことから自立支援担当職員の現状など、あれこれ雑談に花が咲きました。

前半は、竹村さんが、「現場のリアル〜二葉むさしが丘学園の生活〜」というテーマでお話されて、社会的養護の歴史や児童虐待の現状についてレクチャー。

その後、ケアワーカー時代のお写真(今とは違う雰囲気で楽しそうにこどもと遊ぶお写真が印象的でした)を見ながら、入職当時のこどもたちの様子と現在のこどもたちの様子との変化をわかりやすくお話ししてくださいました。

そして、(個人的に)竹村さんと言えば「自立支援担当職員」としてのお話し!

制度改正の変遷や支援を受ける側と支援する側の気持ちの持ち様については「うんうん」頷きながら、資料に星マークをつけながらメモを取りました。

わたしは後半、「児童養護施設というわたしのおうち」というテーマで、施設での暮らしのなかで感じていたことや、地域の人たちとの小さな関わりについてお話しをしました。

今回は、参加者の人数が少ない研修会だったこともあって、お一人お一人に直接「たすけあいステッカー(オレンジリボンコラボver.)」をお渡しすることができました。こうして丁寧にアクションできたのは久しぶりで、なんだかうれしくて、じんわりあたたかい気持ちになりました。

大人数の研修会ではどうしても、ステッカーを「ばらまく」ような渡し方になってしまうことも多くて…。

今回のように、一人ひとりに手渡せる場はやっぱりいいなぁと、改めて感じました。

最後のパートは、竹村さんとわたしのディスカッション。
テーマは「地域のみなさんに期待すること」でした。

すこし大きく感じるテーマではありましたが、お互いの話を受けての感想からはじまり、「施設のなかで、地域の人とどう関わってきたか」について、事例を交えながらおしゃべりのように進めました。

「それはいいですね〜」「地域の人が来られる、あのイベントは今もやってるんですか?」など、竹村さんとの自然な掛け合いのなかで、わたしも当時のことを思い出しながら話せて、「伝える」というより、「思い出を共有する」ような時間になった気がします。

年度はじめ、久しぶりの研修のお仕事

そんなタイミングだったこともあってか、「こうして活動ができているのは、誰かが見つけてくれて、お話を聞きたいなぁと思ってくれる人がいるからなんだ」という、あたりまえのことが、深く深く身体に染み込む時間になりました。

会場へ向かう途中で少し迷ったことも、「今日は本当にありがとうございます」と迎えてもらえたことも、ステッカーをお渡ししたらすぐにパソコンに貼ってくださった竹村さんのやさしさも。ひとつひとつが、静かに心に残っています。

人付き合いは、相変わらずちょっと苦手だなぁと感じる自分もいますが、それでも、どんな場所でも「そこにいる人」に大切にしてもらって、わたしは「ここにいていい」って思えているのかもしれません。

今回の研修会を開催するにあたり、丁寧にご連絡をくださった遠藤さん、ありがとうございました!部会のみなさまのおかげで、あたたかく充実した時間になりました。

研修会について

日にち:2025年5月16日(金)

時間:13:30~15:30

主催:小平市民生委員児童委員協議会 児童福祉部会

講演:①現場のリアル〜二葉むさしが丘学園の生活〜
   ②児童養護施設というわたしのおうち

ディスカッション:地域のみなさまに期待すること

研修のご依頼は〈こちら〉

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