「現金給付金は福祉施設で暮らしている子ももらえるの?」「どういう流れで受け取るの?」という質問にお答えします。
新型コロナウイルス感染拡大によって、児童養護施設に入所している、特に高校生の皆んなは、アルバイトが出来ずに困っていると思います。私も、施設にいた高校生のときは進学の資金とするためにアルバイトをしていました。
今年から高等教育の無償化がほぼ実現したとは言え、もちろん生活費はその対象ではないので、ここでお金を貯められないと、進学を望んでいるみんなは本当に心配をしていると思います。
そこで、気になっているのが、国からの10万円の定額給付金だと思います。
「世帯主への支給って話になってるけど、私はもらえるのかなぁ?」とモヤモヤしている子もいるかもしれませんので結論から言いますが、施設に入っているみんなも10万円をもらえるので安心してください!
総務省が発表した資料によると・・・
総務省の発表によると、保護者からの申請があっても保護者には支給せず、施設に入所している児童に支給することを原則としています。
難しい手続きについては、みんながスムーズにお金を受け取れるように、施設の職員さんがみんなの代わりに申請することが基本になっていますが、職員さんが申請しても、みんなの個人口座に振り込まれます。
そして、事情があって住民票を移していない場合でも、いま暮らしている施設の所在地である市町村(特別区)から支給される仕組みになっているので、新たに手続きが発生するわけではないので大丈夫です。
※里親家庭についても、里親さんによる代理申請が基本となっています。
早い自治体では、すでにオンラインでの申請がもう始まっていますが、郵送の手続きはこれからのところが多いと思います。
不安な気持ちでいっぱいだと思いますが、施設の先生たちから案内がくると思いますので、安心して待っていて下さい。