今回、福岡県北九州市で活動しているコラボなみらい(代表:福田百合加)ご協力のもと、北九州市内にある児童養護施設聖小崎ホームにて、歌手の冨永祐輔さんが行っている児童養護施設でのコンサート「ひまわりプロジェクト」に参加させていただきました!
また、北九州市滞在中はコラボなみらいの福田さんにアテンドいただき、児童養護施設 暁の鐘学園、若松児童ホーム、双葉学園みのりへ訪問させていただきました。こちらについてはまた後日ご報告します。
それでは、簡単ではありますが、当日の様子を報告させていただきます!
冨永祐輔さんのプロフィール
人の想いを歌にしてつなぐシンガー・ソングライター。
北九州市文化大使。築上町観光大使。八王子観光PR特使。
NHK“みんなのうた”や福岡ソフトバンクホークス和田毅投手登場曲などタイアップ曲多数。スクールコンサートや児童養護施設で暮らすこどもたちに歌を届けるコンサート『ひまわりプロジェクト』で、子ども達に癒しと夢を届ける。
協力団体:コラボなみらい
「多様性と可能性の宇宙で遊ぶ」をキーフレーズに、新しい時代に向けて多世代の人たちとのコラボを実現し、誰もが楽しく遊ぶ未来を創造していくチームです。活動地域は福岡県北九州市。
活動内容は①オンラインイベントの企画・運営 ②社会的養護を経験した若者への支援 ③zoomの運営サポートを展開中。
(報告者:西井あずさ)
ひまわりプロジェクトとは
全国に610ヶ所ある児童養護施設(令和4年度3月末時点)で暮らす子どもたちに、歌を通して癒しや勇気を届けるためにスタートプロジェクトです。
最初に訪問されたのは、冨永祐輔さんが北九州の文化大使を務めているご縁から、市内にある2つの児童養護施設(双葉学園、天使育児園)。その輪を全国に広げるため、クラウドファンディングで活動資金を募り、活動を展開していくそうです。
今回は冨永さんとお知り合いだという福田さんのお声かけで、ひまわりプロジェクトの取り組みに参加する機会をいただきました!
コンサートの様子
全体の所要時間は約1時間。ライブとトークショーの二部構成で進行しました。
第一部|コンサート
当日のセットリストがこちらです↓
1.ひまわりの花
2.君がくれたもの
3.明日への翼
4.光
5.Sing With You
6.ありがとう
曲は、冨永さんのYouTubeチャンネルから聴くことができます!
途中、MCを交えながら全6曲を披露してくださいました♬
子どもたちの中には、持っていた上着をタオルに見立てて回していたり、合いの手を入れたり、それぞれの楽しみ方でコンサートに参加していました。
第二部|冨永さんへの質問コーナー
ここで、インタビューアーとして代表の田中が参加。
冨永さんが歌手になったきっかけやボイストレーニングの方法、年齢や恋人がいるかどうか等…子どもたちならではの様々な質問が上がっていました。
特に、恋愛の話になった時には子どもたちのテンションもマックスに。中でも中学生の女の子たちが「キャー(黄色い声)」と興奮しているのが印象的でした。
そしてその反応を受けて、少し困惑する冨永さんの姿も印象的でした。
最後に
子どもたちからお礼の言葉と綺麗な花束を頂きました。
閉会後、子どもたちが準備していた色紙に冨永さんと田中のサインを書いてもらったり、記念撮影をしたり、思いもいに過ごし、とても嬉しそうでした!
活動を終えて…
このパートは田中の感想を書いていきます!
ご縁あって、初めて参加したひまわりプロジェクト。
自分たちの知らない人がおうちにやってきて、コンサートを披露されて…正直、子どもたちがどんな反応をするのが心配な気持ちもありました。
予想通り、最初の2曲目までは、日常と違う環境でそわそわした様子や、どうリズムに乗ったら良いのか迷っている様子もあり緊張感がありました。しかし、後ろに座っていた中学生の男の子が自由気ままに会場を歩き回ったり、着用していたシャツを振りまわしたり、指揮者をし始めたことで周りの小学生にも変化が。
会場に持ってきていたポムポムプリンの人形を左右に揺らしたり、中学生の真似をしてシャツを振りまわしたり、周りの空気が変わっていきました。
後ろに座っていた小学校高学年〜中高生の女の子たちは、横目でその様子をジッと見ていましたが、質問コーナーでは本領発揮!「これ聞いてみて!いやいや、これ聞いて!」などなど、小さな声で会議をしながらマイクを持って質問をしてくれました。
その様子を近くで見ていて、子どもたち一人一人がマイクを持つ経験って大切だなと感じました。というのも、歌を聞いている時間よりも、質問をする時間のほうが子どもたちの主体性を感じたからです。
これは決して、冨永さんの歌が子どもたちに届かなかったというわけではなく、歌を聞いたからこそ「自分の気持ちをマイクを通して伝えたい」という思いが強くなったのかなと思います。
ただ、みんながみんな、主体性を持って自分を表現できたわけではありません。それは、最後のサインタイムで感じたことです。
というのも、冨永さんや私の周りにはサインがほしい子どもたちの人だかりで、常時5、6人が取り囲む状態…周りにいる人を差し置いてまで、自分が入り込めないという子もいました。
中でも、来年の春から中学生になる男の子で、恥ずかしい気持ちから部屋に戻ってしまった子がいました。職員さんとの会話から、運良くその子の状況に気づいたので控室でサインを書いて渡してもらうことに。
20名ほどの子どもがいたので、全員の気持ちに応えることが難しい状況ではありますが、埋もれてしまう子どもの気持ちに気づくことができてよかったなと思いました。
感想と言いつつ話題が逸れてしまいましたが、聖子崎ホームの子どもたちと会うのは今回が2回目。1回目は中高生の女の子とお菓子を食べながら雑談をしたのですが、みんな私のことを覚えていてくれました。もちろん私も覚えています!
そんな顔見知りの子どもたちと一緒にイベントに参加ができて、時間を共にすることができて、思い出のひとときになりました。サインも書いたし、写真も撮ったし。今でも女の子たちの嬉しそうな顔が忘れられません。
一番にサインを求めにきてくれたMちゃん、ありがとうね。
このような思い出の時間を過ごせたのはひまわりプロジェクトの冨永さん、コラボなみらいの福田さんのおかげです。企画や準備をありがとうございました!