2023年9月7日(木)に2024年開設予定の児童養護施設「実籾パークサイドハウス」の地鎮祭に参列しました。
当日は、理事の西井、代表の田中と、社会的養護経験者として児童養護施設の職員でもある瀧澤ジェロムさんの3名で玉串奉奠(たまぐしほうてん)という儀式に参加する機会もいただきました。

はじめての事ばかりで緊張しましたが、貴重な機会を頂き光栄に思います!!
それでは、簡単ではありますが、当日の様子を報告させていただきます。
地鎮祭とは、建物の新築や土木工事の起工の際などに、その土地の神様を祀り、工事の無事進行・官僚と土地・建造物が末長く安全堅固であることを祈願するために、おこなわれる祭りです。
地鎮祭について|神社本庁
児童養護施設「実籾パークサイドハウス」について
冒頭で紹介しましたが、児童養護施設「実籾パークサイドハウス」は千葉県に新しくできる施設です。
ちなみに千葉県は新設する児童養護施設が2ヵ所あり、「実籾パークサイドハウス」はそのうちのひとつです。
同敷地内には児童養護施設のほかに、大人になっても泊まりに帰ってこられる場所、ショートステイや一時保護委託を受け入れる場所、児童家庭支援センター、障害のある子どもたちのための放課後等デイサービス、高齢者のグループホーム、誰でも使えるバスケットコートが造られます。周辺には、自然豊かな公園や県立高校があります。
子どもたちが地域社会の中で育ち、大人になっても、いつでも帰ってこられる場所づくり、「我らの子ども」として成長の過程を支援し、伴走し続けることが私たちの使命です。
OUR KIDS基金冊子より

地鎮祭 開式
式典は11時から開式され、当日の参列者は施主・設計事務所・施工会社の関係者の他に銀行や報道陣の方々が参列・取材していました。

当日の式典の流れは下記のようになります。
一、開式の辞
一、修祓(しゅうばつ)の儀
一、降神(こうしん)の儀
一、献饌(けんせん)の儀
一、祝詞奏上(のりとそうじょう)
一、切麻散米(きりぬささんまい)
一、鍬入(くわいれ)の儀
(鎌)株式会社ツバメアーキテクツ 代表取締役 千葉 元生 様
(鍬)社会福祉法人福祉楽団 理 事 長 飯田 大輔 様
(鋤)石井工業株式会社 代表取締役 石井 良典 様
一、玉串奉奠(たまくしほうてん)
一、撤饌(てっせん)の儀
一、昇神(しょうしん)の儀
一、閉式の辞
以上
一、神酒拝戴(しんしゅはいたい)
一、神職退下(しんしょくたいげ)
地鎮祭の流れ
① 修祓の儀
斎主が大幣をつかって斎場や参列者などを祓い清める儀式
② 降神の儀
神様を迎える儀式
③ 献饌の儀
神前にお供え物(酒、塩、水など)を捧げる儀式

④ 祝詞奏上
この土地に建物を建てることを神に伝え、これからの工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上する儀式
⑤ 切麻散米
土地を清める儀式
⑥ 鍬入の儀
設計者が鎌を、施主が鍬を、施工者が鋤を持った土に「えい!えい!」といいながら入れていき、土地の神様 を鎮め安全を祈願する儀式

⑦ 玉串奉奠
参列者が安全を祈りその心を玉串に込めて神様に捧げる儀式
冒頭に記載したように、一般社団法人たすけあいとして、理事の西井と代表理事の田中が儀式に参加させていただきました。

⑧ 撤饌の儀
神前のお供え物を下げる儀式
⑨ 昇神の儀
神様におかえりいただく儀式
以上で式典が閉式し、社会福祉法人福祉楽団の飯田さんや株式会社ツバメアーキテクツの千葉元生さん(以下、千葉さん)、石井工業株式会社の石井良典さん(以下、石井さん)からプロジェクトに関する意気込みや千葉県内の児童福祉に関する現状などの説明を頂きました。


また、式典会場に展示されていた建築模型を使って、より詳細な説明を施設長(予定)の藤堂智典さん(以下、藤堂さん)、飯田さん、千葉さんから頂きました。


参列を終えて
施設を立ち上げからみさせていただく、非常に貴重な機会をいただきました。
飯田さんをはじめ、このプロジェクトに関わる大人が、地域の子どもたちや子育て世帯を支えるための福祉拠点をつくっていくことへの熱意を強く感じました。また、これまでの児童養護施設とは違う地域への開き方や人との関わり・つながりを見出そうとしているように感じました。
今後も施設建築が完成していく過程や、完成してから施設がどう使われていくかを見守らせていただき、児童養護施設の今後のあり方の一例として、他の施設の参考になるような発信を続けていきたいと思います。


OUR KIDS基金 のご案内
現在、福祉楽団さんでは、実籾パークサイドハウス建設、運営するにあたり寄付金の募集をおこなっています。
下記画像をクリックすると詳細がご覧になれますので、ぜひそちらもチェックをお願いします!

(報告者 / 西井あずさ)