東京都が実施した社会的養護経験者へのヒアリングに参加しました(再掲載)

※この記事は2019年9月4日noteの再掲載です!


2019年5月23日(水)コーディネーターの川瀬信一さんにお声掛けいただき、社会的養護経験者のヒアリングに参加しました✨✨

その名も 

東京都社会的養育推進計画策定委員による
社会的養護経験者へのヒアリング
(東京都の詳細ページに飛びます)

当日は川瀬さんをはじめ、児童養護施設で育った人3名で施設での経験を発表しました✨ 


MEMO
子どもの声を聴こう!という動きが活発になっているため、施設や里親家庭を経験した若者として召集されました。

公開会議だったので、傍聴者も数名おり
【THE 厳格な場】での発表になりました。

四角い机のまわりにみんなで座り、
国会かのような式次第のもと進行されましたw

写真も撮れない(撮るのに躊躇する)くらい、引き締まった場でした。

わたしが発表した内容は目次の通りです。


東京都の施設にいてよかったこと

「施設にいたことでいじめられた」ということがなかった

わたしの暮らしていた施設の近隣住民の方々は、理解のある大人(どちらかというとおじさん・おばちゃん)が多く、施設内のボランティアをしている人や施設のイベントで顔を合わせる方がたくさんいて、登下校中に会うと「さようなら〜」「こんにちは〜」「いってらっしゃい」と声をかけてくれる人がいました。

そんな地域の人たちの存在があって、学校の先生たちへの理解が深まり、そして同級生のお母さんたちへもその輪が広がり、施設にいるからといっていじめや差別を受けることがありませんでした。


他の施設に訪問する機会があった。

知っている人は知っている、施設対抗のスポーツ大会。いまは人数の関係で廃部になっている施設も多いみたいなのですが、わたしが小学3年生のころはとっても盛り上がっていて、、、

夏の大会・春の大会・冬の大会…ってあるんです。
(開催回数はスポーツ種目による)

わたしが施設にいたときの試合項目は

バレーボール(年3回春夏冬に開催)
ドッジボール(年1回夏に開催)
サッカー(年1回冬に開催)
野球(年1回冬に開催)

で、わたしは野球以外ぜんぶ出場したことがあります。(男子に混じってサッカー大会にでるという…笑)

夏は代々木体育館で大きな対抗試合があって(これが結構たのしみなんだな)、体育館の半面をドッジボール・もう半面をバレーボールっていう感じで、東京都の施設で暮らす小学生から中学生まで大勢あつまって戦います。

ドッジボールは小学生まで、バレーボールは中学3年生まで出場できるんだけど、やっぱりスポーツって年齢とか立場とか越えて仲良くなれるから、ほかの施設の子とも仲良くなったりするんだよね〜

「あ、あのウマイやつじゃん」
「あ、あのかわいい子!!!」、、、みたいな。笑

わたしはスポーツ大会にでる年数が長かったから、毎回大会で会う子とか、毎回大会で会うほかの施設の先生とかいて、みんなに会えるのが楽しみだった気がする。
(以前ほかの施設にいったとき、スポーツ大会に参加していたわたしのことを覚えてくれてた先生がいてビックリした)

そう、だからこのスポーツ大会はいろんな意味でよかったと感じるし、施設だから経験できたことだといまでも思ってます。(熱く書きすぎたw)

じぶんで選ぶ機会があってよかった。

いまでこそ、【施設はみなさんの税金で運営されている】ということがわかりますが、暮らしていた当時はそんなことをまったく知らなくて、、、

予算は決まっていたけど、誕生日プレゼントやクリスマスプレゼント、部活動や習い事など「じぶんで選ぶ機会」があってよかったな〜と思います。

【やりたいことができる・じぶんで選べる】という経験は子どもながらに嬉しいものですね、、、年数が経つと感謝の気持ちが湧いてきます。


改善をのぞむ点

わたしが改善を望む点として挙げたのは2つ。これまでに出会った仲間の声を総称した部分でもありますが、わたしもみんなと同じことを思っているので発言させていただきました。

施設に帰れる機会がほしい。 

わたしの施設では2.3年前から後援会(OB・OGが中心で運営)が機能し、施設に帰れる機会が増えました。

「アフターケアの位置付けとして、東京都として啓発・広報といったサポートをしてほしい!」と思い切って発言しました。

同席していたある委員のかたがいっていましたが、

「施設の実家機能」が必要であるし、子どもたちはそれを望んでいる。

といっていて(ニュアンスはこうだったはず)、
「そう!そういうことなんだよな〜」と共感しました。

実家機能として施設の後援会を発足させる・継続して運営できるような仕組みをつくる(サポートする)ことが必要であると感じました。

※わたしは後援会ができたことで施設に帰る機会が増えたし、あのとき一緒に過ごした仲間を会う機会が増えて嬉しい!し、明日もがんばろ〜って会うたびに思えるんだよね。うまく言葉にできないけど。みんなこういう場所を求めて帰ってきてるんだと思う。

施設ではたらく職員へのサポートをしてほしい

これはみんなが言ってることだよね。給料が低いとか、帰ったときにいないとか、すぐ辞めちゃうとか、、、

帰ったときに信頼していた職員がいないと悲しいのはみんな同じ。(親以上に頼っていた人がいないって寂しいじゃん。生きる希望失くすじゃん。)

だからなるべく職員が長く働けるよう、調査・計画・実行してほしい!
っと伝えました。(リーダーシップ取れる人がいないと変わらない気もするけど)


ほかの登壇者たちは・・・

ほかの参加者は、アメリカと日本の社会的養護の架け橋となる活動をしている当事者団体IFCAに所属する女性や、施設でそだち、施設ではたらいている男性がお話してくださいました。

施設でそだったひとが審議や法律の立案に参画する大切さや、はたらく職員が次々とやめていくのはおかしい!ということを熱く語ってくれました。

わたしは割と簡潔に話したんだけど、他のお二人は自身の生い立ちや活動をつうじてのメッセージが強かったため、聞いていて説得力がありました。

いま改めて思うと、貴重な機会だったよな〜っと思います。


関係者の紹介コーナー

そだちとすだち
今回のコーディネーター:川瀬さんが運営しているサイト「そだちとすだち」では、施設や里親家庭でそだち、巣立った若者の「声」が掲載されているので、ぜひご覧ください🌱

IFCA(イフカ)
アメリカと日本の社会的養護(児童養護施設や里親家庭を経験した若者たち)の架け橋となる活動をしています。パワーあふれる、格式を感じる団体です(←わたしの見解) 

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