【2018年版】里親制度の現状〜登録世帯数・委託児童数・委託率〜
里親制度の現状
ここからは、里親制度の現状をみていきます。
里親の登録者数

「養育里親と養子縁組里親」、「養育里親と専門里親」など、複数登録している人もいるみたいです。

里親の区分別登録者数
里親の区分別の登録者数の推移はこのようになっています。
養育里親が一番多く、つづいて養子縁組里親の登録者数が多くなっています。

里親への委託児童数
また、実際の委託数は養育里親が多く、つづいて親族里親に委託される児童数が多いことがわかります。

どんなこどもが里親委託されているのか
続いて、どんな子が里親家庭へ行くのか、子どもたちの背景についてみていきます。
厚生労働省の「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日)」によると、里親家庭で暮らす約5,000人の子どもたちは次のいずれかの理由で里親家庭で暮らすことになります。
・母親の精神疾患
・母の放任・怠だ
・母の死亡
・その他
・母の行方不明
・破産等の経済的理由
・母の虐待・酷使
・父の虐待・酷使
・母の拘禁
そして、42.9%が家庭から、28.5%が乳児院から、14.9%が児童養護施設から里親家庭へ移り住むことになります。そして、里親家庭から新しい里親家庭へ変更する子は3.7%となっています。

虐待経験の有無
里親家庭で生活をする子の38.6%は虐待経験があり、56.5%は虐待経験なしとなっています。

虐待経験として一番多いのが、全体の55.7%を占めているネグレクト(育児放棄)です。

家族の有無
つづいて、家族の有無や家族との交流について見てきます。
里親家庭の保護者の状況について、両親またはひとり親のいる子は78.4%、両親ともいない子は17.1%、両親とも不明な子は4.1%です。

両親またはひとり親のいる子のうち、家族との交流がある子は28.1%、交流のない子は70.3%となっており、家族との交流のない子のほうが多くいることがわかります。

里親家庭での暮らしを考えるときは、実の家族との関係にも目を向けることが大切だね

まとめ
今回は、2018年の里親制度に関する統計データをご紹介しました!いかがでしたでしょうか?

今回初めて、統計データを中心にまとめた記事を書いてみたのですが、数字を年々追いかけることで、見えてくるものがあると思っています。
里親制度がどのように変化してきたのか。その変化の先に、こどもたちの暮らしがどう変化したのか。そんなことも考えながら、これからコツコツと記事を積み重ねていきたいと思います。
なお、最新の統計データについては、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。


